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Eminem（エミネム）がロンドンで行われたDr. Dre（ドクター・ドレー）とSnoop Dogg（スヌープ・ドッグ）のイベントに出演。「Houdini」のライヴ・パフォーマンスを行った際の映像を公開している。
このイベントはドクター・ドレーとスヌープ・ドッグ缶入りのカクテルブランド「Gin & Juice」の英国での発売を記念したもので、エミネムはサプライズでの出演となった。
自身12枚目、4年半ぶりとなる待望のニュー・アルバム『The Death of Slim Shady (Coup De Grâce)』はリリース初日となる昨日、エミネムはSpotifyで最もストリーミングされたアーティストとなった。さらに最新の全米ビルボード200でも初登場1位を獲得したことが明らかとなっており、現時点でその他9カ国で1位を獲得している。
タイトルは「スリム・シェイディの死（とどめの一撃）」という意味で、アートワークには、エミネムの分身であるスリム・シェイディが顔を覗かせる。同作には、Skylar Grey（スカイラー・グレイ）、White Gold（ホワイト・ゴールド）、J.I.D（ジェー・アイ・ディー）、Jelly Roll（ジェリー・ロール）ほか、豪華ゲスト陣が参加し、先行トラック「Houdini」、Big Sean（ビッグ・ショーン）やBabyTron（ベイビートロン）がゲスト参加した「Tobey」を含む全19曲が収録となっている。
アルバムリリースに先駆け、エミネムは自身のSNSで、本作は全体を通したコンセプトアルバムであることを明かし、順番に聴いてほしいとコメント。そして、予告映像には、「SLIM SHADY 1997 - 2024」と彫り込まれた墓石に唾を吐く人物が現れ、スリム・シェイディの後ろ姿と思われる映像に「彼を俺の地下室に閉じ込めた」というコメント付け投稿した。
今回のアルバムは、エミネムのキャリア初期に登場し、若く擦れた分身として活躍したスリム・シェイディというキャラクターに別れを告げることをテーマに、エミネムとスリム・シェイディの両方の長所を融合させ、自身の悪評やふざけた行為を取り上げている。長年、その辛辣な歌詞や態度でポップ・カルチャーを悩ませてきた悪名高きキャラクターへのオマージュに近い作品となった。
そして、アルバム最後のトラック「Somebody Save Me」では、幼少時代の娘とエミネム自身が会話する音声から始まり、父親として至らなかった若き自分に対する後悔の念や、3人娘ヘイリー、アレイナ、スティーヴィーへ詫びるメッセージを歌い、本作の幕を閉じている。
エミネムは自身のSNSでアルバムについて「『Death of Slim Shady』はコンセプト・アルバムなので、曲を順番通りに聞かないと意味が分からないかもしれません。お楽しみください。」とアナウンスしている。
■『The Death of Slim Shady (Coup De Grâce)』トラックリスト
1. Renaissance
2. Habits (with White Gold)
3. Trouble
4. Brand New Dance
5. Evil
6. All You Got (skit)
7. Lucifer (with Sly Pyper)
8. Antichrist (with Bizarre)
9. Fuel (with JID)
10. Road Rage (with Dem Jointz & Sly Pyper)
11. Houdini
12. Breaking News (skit)
13. Guilty Conscience 2
14. Head Honcho (with Ez Mil)
15. Temporary (with Skylar Grey)
16. Bad One (with White Gold)
17. Tobey (with Big Sean and BabyTron)
18. Guess Who’s Back (skit)
19. Somebody Save Me (with Jelly Roll)