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2022年のツアー以降、活動休止中のガールズグループ、Little Mix(リトル・ミックス)のメンバー、Jade Thirlwall(ジェイド・サールウォール)がJade(ジェイド)名義でソロ・デビュー・シングル「Angel Of My Dreams」をリリース。ミュージック・ビデオも公開となった。
Aube Perrie(オーブ・ペリー)が監督を務めたミュージック・ビデオでは、貧困から富豪になるというコンセプト・ストーリーを軸に、冒頭では路上演奏用のセットを持ち歩くジェイドの姿に幼少期の実際の映像を差し込み、歌手を夢見る女性を描いている。過去の映像からはXファクター出演時の映像も使用されている。歌う準備をするジェイドの反対側の車線では、明らかに成功したポップスターを乗せたリムジンがやってくる。ジェイドが歌い始めるとあきらかに貪欲と傲慢さに満ちているポップスターがその姿を眺める。ポップスターに付きまとう大柄な男性は彼女の歌声に魅了され、ポップスターを置き去りにし、ジェイドをリムジンに迎える。
その後一気に成功者となったジェイドは様々な局面を迎え、その様子は映画『ブラック・スワン』、『フィフス・エレメント』からインスピレーションを得ている。ミュージック・ビデオでは様々な衣装でスターダムにのし上がる過程を描き、計11パターンのジェイドが確認できるものとなっている。
イギリスの歌手サンディ・ショウ(Sandie Shaw)の1967年ユーロビジョン・ソング・コンテスト優勝曲「Puppet on a String」をサンプリングした今作は、音楽業界との愛憎関係を掘り下げた歌詞や、サイコ・ミュージックやSimon Cowell(サイモン・コーウェル)への言及により、リトル・ミックスのメンバーの他のソロ・デビュー曲よりも大きな反応を得ている。
今作についてジェイドは、「「Angel Of My Dreams」が正式に世に出たけど、泣くべきか笑うべきか、それとも大騒ぎすべきか分からない。この曲は私にとってすべてを意味する - 音楽業界への愛憎の手紙であり、私の旅の始まりから今に至るまでの物語を語っている。ソロアーティストとしての私の世界への完璧な紹介と出発点なので、しっかりシートベルトを締めてね。」とコメントしている。
活動休止中のリトル・ミックスからは、Leigh-Anne Pinnock(リー・アン・ピノック)がLeigh-Anne(リー・アン)名義で昨年、「Don't Say Love」でソロデビュー。全英シングルチャートでは11位にランクインした。今年5月にはソロデビューEP『No Hard Feelings』をリリースしている。
これに続く形でPerrie Edwards(ペリー・エドワーズ)がPerrie(ペリー)名義でEd Sheeran(エド・シーラン)と共作したソロ・デビュー・シングル「Forget About Us」をリリース。全英シングルチャートでは10位とトップ10入りを果たした。先月、2枚目のシングル「Tears」をリリースしている。
ジェイドがソロ・デビューを果たしたことで、リトル・ミックスのメンバー全員がソロ・デビューを果たしたこととなる。