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Biffy Clyro(ビッフィー・クライロ)が2025年9月19日(金)に最新アルバム『Futique』をリリース。新たに収録曲から「Goodbye」のミュージック・ビデオも公開となった。
アルバムのタイトル『Futique』とは、美しく、切ない、儚い瞬間を指す言葉だ。その瞬間は分からなくても、後になって初めてその過ごしてきた瞬間の意味や大切さが明らかになるようなことを指している。この概念は、未来を創造するためにルーツに立ち返る姿勢のことであり、バンドはこのアルバム全体を通じてその精神を体現している。アルバムの雰囲気は、グランジを愛する大きな夢を抱いたティーンエイジャーだった初期の自分たちへと遡り、それを『Only Revolutions』から『A Celebration of Endings』に至る彼らの作品群を象徴する達成感と大胆な精神に融合させたもののように感じる。こうして生まれたのは、ビッフィー・クライロの最大の強みが際立つ作品だ。圧倒的なコーラス、胸を刺すような脆弱性、爆発的なダイナミクス、そして予想外の音響的変化への愛がそこにある。
Simon Neil(サイモン・ニール)は「どの曲もメロディ的に山の頂点を登り詰めるようなものにしたいと思いました。本当にメロディックな作品となっていて、各楽曲を心から歌いたいとも思いました。自分たちの曲を聴き返した時、自分自身に徹底的に正直だったと感じられるように、10年後に聴いても、あの瞬間に自分が出せる全てを注ぎ込んだと思える、美しい作品を作り上げたいという願いを込めて今回のアルバムを制作しました。」と語っている。
先行シングル「A Little Love」と「Hunting Season」は即効性のあるフックと鋭い爆発性の絶妙なバランスを保ち、一方「True Believer」の荒削りなパンクとポスト・ハード・コアの激しさはバンドの初期を彷彿とさせる。対照的に、新曲「Goodbye」では、洗練されたストリングスに彩られた懺悔的な歌詞の世界へと足を踏み入れる。
この曲はサイモン・ニールの変化する心境から生まれたものとなっており、「もっと今を生きている感覚を味わいたいと気づき始めました。人生は良い時だけではなく、経験する全てのことが人生を創り出すのだと思い出させてくれる曲です。」と語っている。
2025年6月11日(水)にリリースされたアルバムからの第1弾先行配信シングル「A Little Love」は、Radio 1のAリストで上位を獲得し、グラストンベリーやRadio 1のビッグ・ウィークエンドでのバンドの主要なフェスティバル出演にて披露された。爽やかな楽曲と愛の込められた歌詞が心に響く楽曲だ。アルバムからの先行シングルが好調なスタートを切り、バンドの勢いをさらに加速させるように、ビッフィー・クライロはアルバム収録曲「Hunting Season」も2025年7月30日(水)にリリース。この楽曲は、サイモン・ニールの荒々しいボーカルが初期の頃を彷彿とさせる、荒削りでパンク調のリフの嵐で始まる。重厚なポスト・ハードコアのフィナーレへかけて勢いを増していくのが特徴だ。疾走感がある楽曲となっている。
バンドはこの楽曲について「Hunting Season」は、「他人の目を通して自分を判断できるかどうか分からない」と言っているんです。自分自身が誰で、何に価値を見出しているのかを知るだけでも難しいのに、他人が自分をどう見ているかを過剰に気にしていると、成功するチャンスはないと思うのです。私たちは、私たちについて何も知らない外部の世界の人々から過剰に判断されているように感じ、それは本当に恐ろしいことだと感じています。」とコメントしている。
楽曲に対してのこのコメントは、アルバム『Futique』に込められた想いと一貫している。ソーシャル・メディアからの外部影響を遮断し、自分自身に忠実であるという考えをアルバムのテーマとし、デジタル時代において記憶の認識が変化したことに着目し、存在論的な問いを投げかけている。
■商品情報
アーティスト:Biffy Clyro / ビッフィー・クライロ
アルバム:Futique / フュティーク
配信リリース:2025年9月19日(金)
・アルバムリンク
