ブランディ・カーライル、サタデー・ナイト・ライヴに出演し披露した2曲の映像が公開
Brandi Carlile『Returning to Myself』

ブランディ・カーライル、サタデー・ナイト・ライヴに出演し披露した2曲の映像が公開

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Brandi Carlile(ブランディ・カーライル)がアメリカNBCの人気テレビ番組、サタデー・ナイト・ライヴにミュージカル・ゲストとして出演。最新アルバム『Returning to Myself』から「Church & State」、「Human」を披露した際の映像が公開となった。

この日のホスト、Miles Teller(マイルズ・テラー)に紹介されるとまずは「Church & State」を披露。自らギターを持ち、ロックバンドのような編成で挑み、一方で「Human」ではジャケットを変え、前半は歌うことに専念。ラストは再びギターを持ち、サウンドに厚みを与えながら心に残るバラードを歌い切った。

最新アルバム『Returning To Myself』についてブランディ・カーライルはこう語る。

私は自分と過ごす時間が、あまり好きではありません。自分のもとに戻るという行為は、孤独なだけでなく、耐えがたいほど退屈なことなんです。正直、そんなことには全く興味がありません。

だから私は共依存を倍に、三倍に、四倍にしてしまうほうを選びます。でも最近思うんです。12ステップ・プログラム(依存症回復プログラム)や中学生の恋愛関係以外では、それってそんなに不健康なことでもないんじゃないかって。

私にとって「一人でいられるようになる」というのは、本当に一人になることじゃありません。人で賑わう部屋の中で一人でいることなんです。突然チャイムが鳴って、「今日は誰が来てくれたんだろう」と思うような瞬間。誰かが来て、私が一日中本を読んだり爪を噛んだりしているのを静かに見守ってくれるような時間。その「客」というのは、安いワインを飲みながら深く語り合う人かもしれないし、ただ眉を上げて冷蔵庫の方を指差すだけの仕草をしながら、私はゼルダをプレイしている。そんな人かもしれません。そうやって、すぐ隣にいる誰かの「くつろぐ音」を感じながら、私は自分を選ぶんです。

人は、今の時代に思っている以上に「静けさの中で誰かと一緒にいる」ことを求めていると思います。それは、砂利道を走る車のタイヤの音に恋をするようなもの。訪れるかもしれない来客という可能性。完全に「ひとりではない」という感覚。

私の人生で「共にあること」が、すべての喜びを与えてくれました。最初は木製ストーブを囲むトレーラーハウスの家族から始まり、バンド仲間と暮らし、妻の行く先々に付きまとい(笑)、子どもたちをツアーバスで育て、ジョニ・ミッチェルの足元で学び、そして最後には私の人生最大のヒーロー、エルトン・ジョンと音楽を作ることまでできた。

なのに、なぜ「人とのつながりを断つこと」が勇敢だとされるんでしょう?「共に生きる」という張り詰めた努力のほうが、よっぽど面白いのに。

…それでも私は、自分に戻りたくない。自分の中に戻るなんて、したくない。

だからこそ私はそうするんです。

音楽界のアイコンやレジェンドたちとのコラボレーションに没頭してきた彼女は、グラミー賞を11回受賞したソングライターとして、ニューアルバム『Returning To Myself』で内省し、過去を振り返り、そしてついに故郷へと帰っていく。ブランディ・カーライル、Andrew Watt(アンドリュー・ワット)、Aaron Dessner(アーロン・デスナー)、Justin Vernon(ジャスティン・ヴァーノン)がプロデュースしたこのアルバムには、タイトルトラックを含む全10曲が収録されている。

■商品情報
ブランディ・カーライル
Brandi Carlile『Returning to Myself』
発売中

■『Returning to Myself』トラックリスト
1. Returning To Myself
2. Human
3. A Woman Oversees
4. A War With Time
5. Anniversary
6. Church & State
7. Joni
8. You Without Me
9. No One Knows Us
10. A Long Goodbye