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Ed Sheeran(エド・シーラン)が9月12日リリースの新作アルバム『PLAY』からリリースされたばかりの最新曲「Old Phone」のミュージック・ビデオを公開した。
Emil Nava(エミル・ナヴァ)が監督を務めたミュージック・ビデオでは、エド・シーランのイプスウィッチ・パブでのポップアップ・ライヴやファンが投稿した過去の話などが紹介された映像となっている。冒頭では楽曲について触れ、「この曲は、古い携帯電話を見つけることについての曲です。私にはもうこの世にいない人々からのテキストメッセージを見つけたり、今話したいと思ってる人々との会話を読んだりしていました。それで、どこかにパブを作ってライヴをやろうと思ったんだけど、ファンに“このライブに来たいなら、昔の携帯であなたにとって大切なメッセージを探してね”って言ったんだ」と語っている。
この曲では、過去との再会における戸惑いが描かれており、2015年から使用されていなかった古い携帯電話の電源を入れることで、失われた友人からのメッセージ、元恋人との口論、遠く離れた家族とのやりとりなどを再発見する。そこには、時間と距離がいかにして人のアイデンティティを変化させるかが浮き彫りになっている。
この曲は、懐かしいアコースティックメロディと剥き出しの感情が融合した楽曲であり、初期のエドを彷彿とさせる一方で、成長や記憶といったテーマを掘り下げている。過去にアーティストとしてのキャラクターが形成され、そこから変化を遂げた彼の姿を描いた一曲である。
新作アルバム『PLAY』を2025年9月12日に発売することを発表したエド・シーラン。『+』『×』『÷』『=』『-』と続いたアルバム「Mathematics」シリーズに一区切りをつけたエド・シーランは、2025年に入り、新たなフェーズへと踏み出した。常に進化を続けるアーティストとして知られるシーランの最新作『PLAY』は、世界中のプロデューサーやミュージシャンとのコラボレーションを通じて、新たな音楽的領域を開拓する一方で、これまで彼を世界的なポップアーティストへと押し上げた普遍的なサウンドやテーマにも改めて向き合った作品である。
本作は、インドやペルシャの音楽文化に触れた経験をきっかけに、彼のルーツであるアイルランドのフォーク音楽との共通点(音階、リズム、旋律)を見出し、国境のない音楽言語を追求した結果、独自で新鮮な音楽性を獲得している。また、従来のアコースティックなバラードやフォーク調の楽曲も収録されており、なぜ彼がこの時代において最も影響力のあるシンガーソングライターであり続けているのかを再確認させる内容となっている。
『PLAY』は、親しみのある要素と新しさを融合させたポップアルバムであり、エドにしか生み出せないサウンドを提示。芸術性に満ち、なおかつ変革的な作品であり、2025年を代表するアルバムのひとつとなることは間違いない。
エド・シーランはアルバムについて、「このアルバムは、人生で最も暗かった時期を抜け出した直後に制作したアルバムです。そこから脱した今、自分がやりたかったのは、ただ“喜び”と“鮮やかな色”を作り出すこと、そしてツアーで訪れた国々の文化を探求することでした。このアルバムは世界中で制作し、最後はインド・ゴアで仕上げました。人生の中で最も楽しく、創造的に自由な日々でした。アルバム全体は感情のジェットコースターのような内容であり、音楽に対する自分の愛情、その楽しさ、そして人間として、パートナーとして、父親としての今の自分の姿が詰まっています。このアルバムのプロモーションにあたって、自分自身に『すべてを楽しく、遊び心を持ってやろう』と誓いました。年を重ねるほどに、ただ“楽しむこと”の大切さを実感しています。クレイジーでカオスな瞬間を大切にしたいです。」とコメントしている。
■商品情報
エド・シーラン
Ed Sheeran「Old Phone」
配信中
新作アルバム『PLAY』
2025年9月12日(金)リリース予定