ケイシー・マスグレイヴス、新作アルバム『Middle of Nowhere』5月リリースを発表!先行曲「Dry Spell」のミュージック・ビデオも公開
Photo Credit Kelly Christine Sutton

ケイシー・マスグレイヴス、新作アルバム『Middle of Nowhere』5月リリースを発表!先行曲「Dry Spell」のミュージック・ビデオも公開

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グラミー賞を8度受賞しているシンガーソングライター、Kacey Musgraves(ケイシー・マスグレイヴス)がニューアルバム『Middle of Nowhere』を2026年5月1日にリリースすることを発表した。発表にあわせて、アルバムの先行シングル「Dry Spell」もリリース。ミュージック・ビデオも公開となった。鋭いユーモアと自己認識に満ちたこの楽曲は、ウィットに富んだ言葉選びと大胆な表現で印象を残す作品となっている。ミュージック・ビデオはHannah Lux Davis(ハンナ・ラックス・デイヴィス)と共同監督を務めている。

『Middle of Nowhere』はマスグレイヴスにとって6作目のスタジオ・アルバムである。本人に加え、長年のコラボレーターであるDaniel Tashian(ダニエル・タシアン)とIan Fitchuk(イアン・フィチュク)がプロデュースを担当した。本作は、テキサス出身の彼女を形作ってきた音楽や物語、感覚を基盤にしており、埃を帯びたような透明感のあるサウンドが印象的な作品となっている。

アルバムタイトルの着想は、彼女の故郷であるテキサス州ゴールデンに立つ看板から生まれたという。人口300人にも満たない小さな町で、信号すらないその場所には「Golden, TX: Somewhere in the Middle of Nowhere(テキサス州ゴールデン:どこでもない場所の真ん中)」と書かれた看板がある。この言葉がタイトル曲、そしてアルバム全体を貫く象徴的なテーマのきっかけとなり、より深く複雑な意味を帯びるアイデアへと発展していった。

本作の楽曲は、別れを経て自分自身を見つめ直す時期に書かれたものである。マスグレイヴスは意識的に“空白”や“余白”を受け入れ、伝統的な西部音楽の要素を取り入れている。ペダルスティール、アコーディオン、そしてテキサスのダンスホールのリズムがノスタルジックな骨格を作り上げる一方で、彼女はそれを独自の感覚で反転させ、新しい表現へと導いている。カントリーの音楽的境界を愛情を込めて見つめ直す作品であり、ブルーグラスやポップ、さらにはノルテーニョやザディコといったジャンルの影響も感じさせるサウンドとなっている。

アルバムにはWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)Miranda Lambert(ミランダ・ランバート)Billy Strings(ビリー・ストリングス)Gregory Alan Isakov(グレゴリー・アラン・イサコフ)とのコラボレーションも収録されており、テキサスのルーツとジャンルにとらわれない自由な精神がより際立つ内容となっている。

マスグレイヴスは次のように語っている。

「このアルバムの大部分は、私の人生でいちばん長く“ひとり”だった時期に作られました。初めて、自分が誰かに定義されない場所で、ただひとりで存在することが本当に素晴らしいと感じられたんです。私は“リミナルスペース(境界の空間)”という概念にすっかり惹かれるようになりました。それは地理的な意味でも、感情的な意味でも。私たちは、こうした移行期の空白の場所に長く留まることなく、次の場所や答えを急いで決めてしまいがちです。でも私は、“どこでもない場所の真ん中”にいることに、いろんな意味で心地よさを感じるようになりました。定義されない不確かな状態に静かに身を置くことにも。創作のために自由に歩き回る時間もたくさんありましたし、馬に乗ったり、ユーモアを楽しんだり、初期のコラボレーターと再び曲を書いたりしながら、テキサス、テネシー、メキシコを行き来する、とてもシンプルでインスピレーションに満ちた生活を送っていました。」

『Middle of Nowhere』は、新しさと懐かしさが同時に感じられる、まさに“ケイシーらしい”作品となっている。率直で恐れを知らず、深く引き込む力を持ち、人生の予想外の出来事や曲がり角、そして時には困難さえも軽やかに受け止めるような作品である。

本作は、2024年のアルバム『Deeper Well』に続く作品となる。同作はキャリア最大の初週売上を記録し、Top Album Salesチャートで1位を獲得。またTop Country Albumsチャートでは彼女にとって5作目の初登場1位となった。さらに『Deeper Well World Tour』では世界各地でソールドアウト公演を行い、アルバム収録曲「The Architect」はグラミー賞の最優秀カントリー・ソング賞を受賞している。

2023年には、ザック・ブライアンとのデュエット曲「I Remember Everything」でBillboard Hot 100の1位を獲得。カントリーのデュエット曲が同チャートで1位を獲得したのは、ドリー・パートンとケニー・ロジャースの「Islands in the Stream」以来40年ぶりのことであった。この楽曲はその後、グラミー賞のBest Country Duo or Group Performanceも受賞している。

これまでのキャリアの中で、マスグレイヴスはアルバム『Golden Hour』による最優秀アルバム賞を含め、グラミー賞を計8度受賞している。またTime誌の「Women of the Year」に選出され、GLAAD Media AwardsのVanguard Awardを受賞。Billboardの「Women in Music」やVarietyの「Power of Women」でも称えられ、National Music Publishers’ AssociationからはSongwriter Icon Awardを授与された。さらにカントリー・ミュージックの殿堂では「Kacey Musgraves: All of the Colors」と題した大規模な展示も開催されるなど、その功績は広く評価されている。

■商品情報
ケイシー・マスグレイヴス
Kacey Musgraves「Dry Spell」
配信中
ニュー・アルバム『Middle of Nowhere』
2026年5月1日(金)リリース

■『Middle of Nowhere』トラックリスト
1. Middle of Nowhere
2. Dry Spell
3. Back on the Wagon
4. I Believe in Ghosts
5. Abilene
6. Coyote feat. Gregory Alan Isakov
7. Loneliest Girl
8. Everybody Wants To Be a Cowboy feat. Billy Strings
9. Horses and Divorces feat. Miranda Lambert
10. Uncertain, Texas feat. Willie Nelson
11. Rhinestoned
12. Mexico Honey
13. Hell on Me