ウルフ・アリス、最新アルバムからルーシー・ボイントン出演「Just Two Girls」のミュージック・ビデオを公開

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ウルフ・アリス、最新アルバムからルーシー・ボイントン出演「Just Two Girls」のミュージック・ビデオを公開
Wolf Alice

UKを代表する4人組オルタナティヴ・ロックバンドのWolf Alice(ウルフ・アリス)が最新アルバム『The Clearing』から新たに「Just Two Girls」のミュージック・ビデオを公開した。

Colin Solal Cardo(コリン・ソラル・カルド)が監督を務めたミュージック・ビデオでは、女優のLucy Boynton(ルーシー・ボイントン)がゲスト出演。2人の女性がバーでお酒を飲みながら近況を語り合った後、軽薄な雰囲気を漂わせながらレストラン中にちょっとした騒動を巻き起こす映像となっている。

「Just Two Girls」は、物質主義と自己認識について考える2人の会話を描いている。歌詞は、2人が互いの存在に安らぎを見出し、物質的な所有物よりもシンプルさを大切にし、混沌とした世界の中で内省の瞬間を共有する絆を描いている。

最新アルバム『The Clearing』は、エモーショナルに内面を掘り下げた前作『Blue Weekend』から大きく舵を切り、“楽しむこと”をテーマに掲げて制作された。ピアノを用いた新しい作曲アプローチにより、アイディアをじっくり熟成させながら曲を磨き上げ、これまで以上に強固なソングライティングを実現。グラミー賞受賞プロデューサー=グレッグ・カースティンを迎えてロサンゼルスで録音されたサウンドは、温かさと遊び心に満ち、ウルフ・アリスの新章を象徴するものとなった。

アルバムのタイトルである“クリアリング(光の広場)”についてボーカルのエリー・ロウゼルは、「森を完全に抜けたわけじゃないけれど、ふと開けた場所で安らぎを感じる瞬間がある。20代の模索を経て30代に入った今だからこそ、その感覚を音楽で表現できたと思う。」と語っている。

また本作は1970年代のロック・ソングを現代に再解釈した作品でもある。フリートウッド・マックやキャロル・キング、クロスビー、スティルス&ナッシュといったアーティストが体現した「楽曲そのものの力で聴かせる黄金時代」の精神を踏襲しつつ、エリーのストーリーテリングとバンドのアンサンブルが新しい息吹を吹き込む。シンプルなコードの美しさやメロディの普遍性を追求する一方、オルタナティヴ・ロックの自由さを加え、懐かしさと新鮮さが共存するサウンドが完成した。

アルバムには女性の視点を前面に押し出したロック・アンセム「Bloom Baby Bloom」、壮大なピアノ・バラード「The Sofa」や友情の喜びを描く「Just Two Girls」等バンドとしての多彩な表現が詰まっている全11曲を収録。

世代を超えて響く普遍性を持ち、ウルフ・アリスにとって第2章の幕開けを告げる重要作『The Clearing』。彼らが到達した“光の広場”から放たれる音楽は、40–50代のロック・ファンにとっては70年代の懐かしい魂を、そして若い世代にとっては新鮮な驚きを届けるだろう。

今月よりアルバムをサポートするツアーを開催するウルフ・アリス。10月までは北米、11月からはヨーロッパ、12月にかけてUK、アイルランドでのスケジュールが予定されている。

■商品情報
ウルフ・アリス
Wolf Alice『The Clearing』
8月22日(金)リリース

■『The Clearing』トラックリスト
1. Thorns
2. Bloom Baby Bloom
3. Just Two Girls
4. Leaning Against The Wall
5. Passenger Seat
6. Play It Out
7. Bread Butter Tea Sugar
8. Safe in the World
9. Midnight Song
10. White Horses
11. The Sofa

Wolf Alice

WRITER

MeloFlux編集部

メインライターの酒井裕紀を中心に最新の洋楽、KPOPなど世界の音楽の情報を中心にお届け。主にレーベルやアーティストに関連したプレスリリースやランキング、ミュージック・ビデオ等の映像公開、来日公演情報などを発信しています。