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世界的に有名なカナダ出身のヴォーカリスト、Holly Cole(ホリー・コール)が、13枚目のスタジオ・アルバム『ダーク・ムーン(原題:Dark Moon)』を2025年1月24日にリリースすることが決定した。長年彼女のライヴ・パフォーマンスを支えてきたパートナー達に加えて、新たなミュージシャン勢の協力も仰ぎ、豊かなハーモニーに音の層を重ねて紡ぎ上げたこのアルバムは、彼女独自のスタイルを際立たせた真のアンサンブル・プロジェクトとなっており、〈Rumpus Room/Universal Music Canada〉より発売される。
日本盤はSHM-CD仕様で、2021年にリリースされたライヴ・アルバム『モントリオール(Live)』に、2011年のグレン・グールド・スタジオで収録されたジョニー・ナッシュのヒット曲「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」と、1995年のモントリオール公演で録音された「コーリング・ユー」という2曲のライヴ音源を追加したスペシャル・ボーナス・ライヴ・ディスクをセットしたCD2枚組のデラックス・エディションとして発売。2021年にリリースされたアルバム『モントリオール(Live)』は、2019年にモントリオール国際ジャズ・フェスティバルの40周年を祝い、デヴィッド・ピッチ(ベース)とアーロン・デイヴィス(ピアノ)と共に、オリジナル・メンバーでホリー・コール・トリオを再結成して出演したモントリオールにあるキャバレー〈ライオン・ドール〉で行なわれた特別なコンサートの模様が収録されている。今回はその『モントリオール(ライヴ)』に収録された6曲に加えて、ホリー・コールの代名詞的な日本でも今なお人気の高い2曲のライヴを追加した全8曲入りのスペシャル・ボーナス・ライヴ・ディスクをニュー・アルバムにカップリング。このデラックス・エディションは、日本のみの発売となっており、長年熱心に声援を送り続ける日本のファンへのホリー・コールからの素敵なスペシャル・プレゼントといえる内容となっている。海外ではCD、180g重量盤・黒LP、通常盤、ハイレゾデジタル+ATMOSで入手可能。
ホリー・コールは、アルバムについて次のように語っている。
「このアルバムには、即興の精神を取り入れたいという強い思いがありました。また、それと同時に、私の音楽のサウンドの本質は、アレンジにあると考えています。今回は事前のリハーサルを殆ど行わずにスタジオに入ったため、スタジオにいる間、どの曲も私達にとっては途轍もなく新鮮に感じられました。私が一緒に演奏するミュージシャン達は皆、曲のアレンジに大いに貢献してくれています。それぞれ一人一人に光が当たる瞬間の音を聞きたいと私は思い、皆で演奏しながらアレンジの大部分がまとまっていきました。このアルバムが完成した時に聞こえてくるのは、その曲のどこが好きなのかを私達が発見する瞬間であり、それこそが私にとって本質的な部分なのです。」
ホリー・コールは、特定の一つのカテゴリーに当てはまるようなアーティストではない。スモーキーな彼女の歌声は官能的で、アレンジはスマートかつセクシーである一方、彼女と彼女を支えるミュージシャン達は、今回特に、マーティ・バリン、ペギー・リー、ハル・デヴィッド、バート・バカラック、ジョニー・マーサーら、『ニュー・アメリカン・ソングブック』の作家達による楽曲を中心に、伝統的なジャズやポップス、そしてカントリーのスタンダード曲を他に類のない独自の方法で再構築している。
『ダーク・ムーン』の制作と演奏に手を貸してもらうため、ホリー・コールが呼び集めたアンサンブルに参加しているのは、長年のライヴ・パフォーマンス/レコーディング仲間であるアーロン・デイヴィス(ピアノ)、ジョージ・コラー(ベース)、ダヴィデ・ディレンツォ(ドラム)、ジョン・ジョンソン(サックス)ら。それに加え、ギターの達人で挑発上手なケヴィン・ブライト、グラミー賞を2度受賞しているハーモニカ奏者でベラ・フレック&ザ・フレックトーンズのオリジナル・メンバーでもあるハワード・レヴィ。そして、そこに最後の仕上げを加えているのが、1950年代ナッシュヴィル・スタイルの素晴らしい3声ハーモニーを聴かせるグッド・ラヴリーズだ。彼ら彼女らが一つとなり、究極の“アンサンブル演奏”を体現している。
本アルバムからの第一弾シングルは、かつてペギー・リーが吹き込んだオリジナル曲をアップテンポかつセクシーなヴァージョンに解釈した「ノー・ムーン・アット・オール(原題:No Moon At All)」。同曲には、ハーモニカの名手ハワード・レヴィ(グラミー賞を2度受賞した、友人かつザ・フレックストーンズのオリジナル・メンバー)の見事なソロがフィーチャーされている。
■商品情報
ホリー・コール『ダーク・ムーン - デラックス・エディション』
HOLLY COLE / DARK MOON - DELUXE EDITION
日本独自企画盤
2025年1月24日発売
品番:UICY-16265/6 2CD
価格:4,400円税込
日本盤のみ SHM-CD仕様
・予約はこちら
■『DARK MOON - DELUXE EDITION』トラックリスト
DISC 1: 『ダーク・ムーン』
1. ステッピン・アウト・ウィズ・マイ・ベイビー Steppin' Out with My Baby
2. ホエア・フラミンゴズ・フライ Where Flamingoes Fly
3. ムーン・リヴァー Moon River
4. ノー・ムーン・アット・オール No Moon at All
5. マイケルへのメッセージ Message to Michael
6. エキサイティング・ライフ The Exciting Life
7. ダーク・ムーン Dark Moon
8. カミン・バック・トゥ・ミー Comin’ Back to Me
9. キス・ミー・クイック Kiss Me Quick
10. ウォーク・アウェイ・レネー Walk Away Renee
11. ジョニー・ギター Johnny Guitar
DISC 2: 『モントリオール(Live)』
1. ローラの望むままに Whatever Lola Wants
2. リトル・ボーイ・ブルー Little Boy Blue
3. ガール・トーク Girl Talk
4. トーク・トゥ・ミー・ベイビー Talk To Me Baby
5. ユーヴ・ガット・ア・シークレット You've Got a Secret
6. バリ・ハイ Bali Ha'i
7. アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ(ライヴ・アッド・ザ・グレン・グールド・スタジオ2011) I Can See Clearly Now (Live at The Glenn Gould Studio, 2011)
*ボーナス・トラック
From the album ‘Steal The Night (Live At The Glenn Gould Studio)’
8. コーリング・ユー(ライヴ・アッド・ザ・セント・デニス・シアター・イン・モントリオール、ケベック1995) Calling You (Live at the St. Denis Theatre in Montreal, PQ, 1995)
*ボーナス・トラック
From the album ‘It Happened One Night’
【日本盤先着購入者特典 (日本盤CD購入者対象)】
■一般特典(全国CDショップ・インターネット販売サイト・UNIVERSAL MUSIC STORE共通特典)
・ポストカード
■Amazon.co.jp限定特典
・メガジャケ
※特典は先着です。無くなり次第終了となります。
※対象外の店舗もございますので、特典の有無はご購入先にてご確認ください。
※デザインは、確定次第、ホリー・コールの日本公式サイト ( https://www.universal-music.co.jp/holly-cole/ )でお知らせします。
■ホリー・コールについて
カナダ出身の国際的ジャズ・シンガーとして知られるホリー・コールは、1989年、インディーズ・レーベル〈アラート・ミュージック〉から4曲入りEP『Christmas Blues』をリリースし、キャリアをスタート。翌1990年にデビュー・アルバム『ガール・トーク(原題:Girl Talk)』を発表した。
1992年にはブルー・ノート傘下のレーベル〈マンハッタン〉と契約し、アルバム『コーリング・ユー(原題:Blame It on My Youth)』をリリース。同アルバムは、カナダでプラチナ超のセールスを達成し、全世界で20万枚以上の売り上げを記録した。また、ヒット・シングル「コーリング・ユー(原題:Calling You)」の成功により、日本でもアルバムとシングルの両チャートで1位を獲得している。さらに、ジョニー・ナッシュのヒット曲「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ(原題:I Can See Clearly Now)」のカバーと、そのミュージック・ビデオを中軸に制作した次のアルバムにより、彼女の国際的な成功は確固たるものとなったことで、次作への下地が整えられた。その次作とは、ホリーお気に入りのソングライターの一人であるトム・ウェイツが作詞・作曲を手掛けた楽曲のみで構成されたアルバム『テンプテーション(原題:Temptation)』である。
これまでに12枚のアルバムをリリースし、マルチ・プラチナ・セールスを達成しただけでなく、数多くの賞を受賞してきたホリー・コール。その中には、2度の受賞(ノミネートは8度)に輝いたジュノー賞(*カナダ版のグラミー賞に相当)や、同じく2度受賞したジェミニ賞(*カナダ映画テレビ・アカデミーが主催する賞)が含まれる。また、日本ゴールド・ディスク大賞も2度に亘って受賞した他、モントリオール・ジャズ・フェスティバルからは名誉あるエラ・フィッツジェラルド賞も授与され、アレサ・フランクリン、ダイアナ・クラール、エタ・ジェイムズらの仲間入りを果たした。また2014年には、クイーンズ大学から名誉博士号を授与されている。
2019年、ホリー・コールは、モントリオール国際ジャズ・フェスティバルの40周年を祝い、デヴィッド・ピッチ(ベース)とアーロン・デイヴィス(ピアノ)と共に、オリジナル・メンバーでホリー・コール・トリオを再結成。モントリオールにあるキャバレー〈ライオン・ドール〉で一連の公演を行った。この特別なコンサートの模様はライヴ録音され、2021年にアルバム『モントリオール(Live)』としてリリースされている。
2022年のクリスマス期には、1989年(*『Christmas Blues』)と2001年(『聖夜の物語(原題:Baby, It's Cold Outside)』)の2種のクリスマス作品を組み合わせたリマスター版コンピレーションを、『Baby It’s Cold Outside and I Have the Christmas Blues』と題してリリースした。
『ダーク・ムーン』は2025年1月24日、〈Rumpus Room/Universal Music Canada〉より発売。