オルタナロックのレジェンド、ザ・スマッシング・パンプキンズが原点回帰を果たしたニューアルバム『Aghori Mhori Mei』をリリース

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オルタナロックのレジェンド、ザ・スマッシング・パンプキンズが原点回帰を果たしたニューアルバム『Aghori Mhori Mei』をリリース
photo by Jason Renaud

グラミー賞2冠に輝くオルタナティブロック界のレジェンドバンド、The Smashing Pumpkins(ザ・スマッシング・パンプキンズ)がニューアルバム『Aghori Mhori Mei(アゴーリ・モーリ・メイ)』をリリース。通算13作目となるアルバムには、オリジナルメンバーのジミー・チェンバレン、ジェイムス・イハ、そしてビリー・コーガンが参加。強烈かつ陰影に富んだ彼らのサウンドが復活する。ギターとベースとドラム、そこに鋭く切り込むボーカルが圧倒する。彼らの90年代初期を彷彿とさせる新作は、フロントマンのビリー・コーガンの過去10年間の多作ぶりを改めて示している。

昨年バンドは、1995年の『Mellon Collie And The Infinite Sadness』と2000年の『Machina / The Machine Of God』の続編となる、壮大かつ冒険的なロックオペラ作品『ATUM』の最終章となる第3幕をリリース。高く評価された野心的な3枚組アルバムの制作を終えるや否や、コーガンはすぐさまスタジオへと舞い戻り、10曲入りの本作の作曲、プロデュース、レコーディングに着手。精力的に創作活動を進める彼は、2024年に新作をリリースすると宣言し、その約束通り、バンドは大規模なツアーの傍ら、ニューアルバム『Aghori Mhori Mei』のレコーディングを完了した。

「ニューアルバムの楽曲を書くにあたって“故郷には二度と帰れない”という古い格言に興味をもちました」と、コーガンは語る。「個人的にはその通りだと思っていたけれど、“とにかくやってみたらどうなるだろう?”と考えました。過去を感傷的に振り返るのではなく、前進するための手段として。成功か失敗かを懸けて、1990年~96 年頃の自分たちの音楽制作の手法が、今でも明確にインスパイアしてくれるのかを見極めようとしました」。

バンドは、グリーン・デイの“The Saviors Tour”の北米スタジアムツアーの一部に帯同し、並行して9月まで彼らによる単独アリーナ公演、フェス出演などを実施。更に、秋には南米ツアーを予定。ライブではキキ・ウォンが新ギタリストとして参加する。

■ビリー・コーガン(ティザー動画から抜粋)
「僕たちは36年間、このロックンロールというゲームをプレイしてきた。最初の曲は何なのか、最初の声明はどうあるべきか、その一瞬で他の人に判断させなければならなかった。僕たちは、このアルバムの正しい聴き方は“完全なる作品群”としてだと感じた。10曲、約45分。自分たちが成し遂げたことは、自分たちが目指したことなのか、あの元の位置に戻せたのかどうか。このアルバムで再び故郷に帰ることができたかどうか、ファンに判断してもらいたい」

■ジェームス・イハ(ティザー動画から抜粋)
「いい気分だよ。バンドのオリジナルメンバーと、一緒にステージに立って演奏するのは自然な感覚。自転車に乗る感覚みたいにね。バンドの良い生まれ変わりだし、まだパワーとエネルギーに溢れてる。僕たちは、ビリーが書く曲やバンドの演奏方法など、他のバンドとは常に違っていたと思う。曲のダイナミクス、ヘビーだったり、静かだったり、その中間も、いろんなスタイルをカバーしているし、独特のサウンドを持っているんだ」

■ジミー・チェンバレン(ティザー動画から抜粋)
「文化はアナログ体験の方向に向かっていると思う。人生のデジタル化は、もう十分に為されており、若者は日々ますますアナログ的で直感的な体験を求めている。再び人間らしさを感じたいと。非常にエキサイティングな時期なんだ。僕たちは30年以上一緒にやってるが、それぞれ非常に異なる人間で、その違いや一貫性の無さが、音楽をエキサイティングなものにする。3人がそれぞれ強烈な個性をもっている。それが強力なポイントであり、それを音楽的に文化的に証明するため、僕たちは全力を尽くしたい」

■商品情報

The Smashing Pumpkins『Aghori Mhori Mei』

The Smashing Pumpkins(ザ・スマッシング・パンプキンズ)
ニュー・アルバム『Aghori Mhori Mei』配信中
レーベル:Martha's Music
配信リンク

■『Aghori Mhori Mei』トラックリスト
1. Edin
2. Pentagrams
3. Sighommi
4. Pentecost
5. War Dreams Of Itself
6. Who Goes There
7. 999
8. Goeth The Fall
9. Sicarus
10. Murnau

■ザ・スマッシング・パンプキンズ
1988年、スマッシング・パンプキンズが登場した時、世界は初めて耳にした彼らのサウンドに驚愕させられた。ロック、ポップ、シューゲイザー、メタル、ゴス、サイケ、エレクトロニックといったジャンルを網羅し、甘味なメロディ、ひしゃげたディストーション、ドラマチックなオーケストラ、扇動的なギター、豊かな作曲能力、確固たるフックによって万華鏡のようなサウンドをクリエイト。結成当初から彼らは斬新で唯一無二のサウンドを鳴らしていたが、今でもそれは変わらない。 彼らはこれまでに、3,000万枚以上のアルバムを全世界で売り上げ、グラミー賞2冠、MTVビデオミュージックアワード2冠、アメリカン・ミュージック・アワードなどを受賞。 100万枚のプラチナディスク認定の『Gish』(1991)、400万枚のプラチナディスク認定の『Siamese Dream』(1993)、1,000万枚のダイアモンドディスク認定の『Mellon Collie And The Infinite Sadness』(1995)、100万枚のプラチナディスク認定の『Adore』(1998)、50万枚のゴールドディスク認定の『Machina /The Machine Of Gold』(2000)といった輝かしい歴史を築き上げている。 2018年には、最も成功した彼らのツアーのひとつ『The Shiny And Oh So Bright Tour』を開催し、アルバム『Shiny And Oh So Bright, Vol. 1 / LP: No Past. No Future. No Sun.』をリリース。2020年には、11作目のフル・アルバムとなる2枚組の前作『Cyr』をリリース。2023年には3幕から成る12作目のニュー・アルバム『ATUM : A Rock Opera In Three Acts』をリリースした。そしてこの度2024年8月2日に、通算13作目のニューアルバム『Aghori Mhori Mei』をリリース。ビリー・コーガン、ジミー・チェンバレン、ジェームス・イハのオリジナルメンバーによるラインアップが、ギターとベース、ドラムと鋭く切り込むボーカルを駆使した彼らの90年代初期を彷彿とさせるサウンドで圧倒する。