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オフィシャル・チャート・カンパニーが2024年の全英シングルチャートの年間ランキング『The Official Top 40 Biggest Songs of 2024』を発表。Noah Kahan（ノア・カーン）「Stick Season」が今年の首位を獲得した。
2022年にリリースされた「Stick Season」は2023年に同名のアルバムに7曲の新作を追加したデラックス盤がリリースされたり、Olivia Rodrigo（オリヴィア・ロドリゴ）がBBC Radio 1のライヴ・ラウンジで今作のカバーを披露して以降人気が再燃。クリスマスシーズンの前に2位まで上昇していた。2024年に入り初の首位を獲得し、以降2月にかけて7週連続で首位を継続。バーモント州のシンガーソングライターにとって初のチャートトップとなり、昨年首位のMiley Cyrus（マイリー・サイラス）「Flowers」の170万チャート・ユニットを超える、199万チャート・ユニットを記録した。
What a year 2024 was for @NoahKahan! Stick Season was the UK’s biggest song of the year, and his album of the same name is in the UK’s year-end Top 5 too! 🤎 https://t.co/Hf5IOnYcMN pic.twitter.com/cdGZSV9CXR
— Official Charts (@officialcharts) December 31, 2024
2位はBenson Boone（ベンソン・ブーン）「Beautiful Things」。2月にトップ10入りを果たして以降上位をキープしながら、3月に2週連続で首位を獲得。そして3位はSabrina Carpenter（サブリナ・カーペンター）「Espresso」。サブリナ・カーペンターは今年、全英シングルチャートにおける新たな歴史を作った。まず自身初のトップ10入りを果たした「Espresso」は勢いそのまま登場から3週目で首位を獲得。5週連続で首位をキープするも、その後は勢いを失っていたが、「Please Please Please」が1位を獲得すると勢いを取り戻し、5週連続で女性アーティスト史上初となる1位2位を独占。その中で順位も入れ替わり、「Espresso」は通算7週首位を獲得した。また今年最長となるトップ10に23週ランクインするロングヒットとなった。
4位はTeddy Swims（テディ・スウィムズ）「Lose Control」。1月後半にトップ10入りを果たし、5月中旬まで17週にわたってトップ10をキープした。全英シングルチャートでの最高位は首位に届かず2位。5位はアイルランド出身のシンガーソングライター、Hozier（ホージア）の「Too Sweet」。2013年「Take Me to Church」で2位を獲得して以来11年ぶり2曲目のトップ10入りを果たした。勢いそのまま登場から3週目で自身初の首位を獲得。2週連続で維持した。6位はナイジェリア系アメリカ人のカントリーアーティスト、Shaboozey（シャブージー）「A Bar Song (Tipsy)」。Beyoncé（ビヨンセ）のアルバム『Cowboy Carter』に2曲で参加したことで一気に知名度がアップし、4月に41位に初登場でランクインすると、わずか3週でトップ10入り。その後約3か月にわたってトップ10をキープした。最高位は3位。
7位はBillie Eilish（ビリー・アイリッシュ）「Birds of a Feather」。アルバム『HIT ME HARD AND SOFT』リリース後9位に初登場でランクイン。当初はリードシングル「Lunch」が上位にランクインしていたが入れ替わり、2位まで上昇し約3か月トップ10を維持した。8位はミズーリ州ウィラード出身のシンガー、Chappell Roan（チャペル・ローン）「Good Luck, Babe!」。4月に行われたコーチェラでのパフォーマンスが話題となり注目を集めたことで約2か月後の6月にトップ10を果たした。約4カ月トップ10を維持するロングヒットとなった。
9位はカリフォルニア州サンルイスオビスポ出身のシンガー、Dasha（ダーシャ）「Austin」。2023年11月にリリースされた今作は、TikTokでダーシャがこの曲に合わせてライン・ダンスをしているビデオを投稿すると人気化したことで上昇。リリースから約5か月後の4月にトップ10入りを果たした。最高位は5位に留まったが、トップ10滞在週が「Espresso」に続く20週を記録するロングヒットとなった。
そして10位はサブリナ・カーペンター「Please Please Please」。唯一2曲をトップ10に送り込んだアーティストとなった。先述の通り5週連続で女性アーティスト史上初となる1位2位を独占。一時トップ10圏外へ後退するも、その後アルバム『Short n' Sweet』がリリースされると再び人気に火が付き、2位に上昇。さらに「Taste」が初登場1位にランクインしたことで「Please Please Please」が2位、「Espresso」が3位とトップ3を独占。翌週もその人気を維持したことで2週連続でトップ3を独占する快挙となった。2週連続でトップ3を独占したのは過去にEd Sheeran（エド・シーラン）しかおらず、2017年に「Shape of You」、「Galway Girl」、「Castle on the Hill」で達成して以来7年ぶり2人目の偉業達成。さらにサブリナは史上最年少記録を更新。加えて米国ペンシルベニア州出身であることから、初の英国以外の出身者による記録となった。
年間21位にランクインした「Taste」は8週連続で首位をキープしたことで、サブリナは今年最多となる21週首位を獲得した。
■『Official Top 40 Biggest Songs of 2023』トップ10
No. 1 Noah Kahan - Stick Season
No. 2 Benson Boone - Beautiful Things
No. 3 Sabrina Carpenter - Espresso
No. 4 Teddy Swims - Lose Control
No. 5 Hozier - Too Sweet
No. 6 Shaboozey - A Bar Song (Tipsy)
No. 7 Billie Eilish - BIRDS OF A FEATHER
No. 8 Chappell Roan - Good Luck, Babe!
No. 9 Dasha - Austin
No. 10 Sabrina Carpenter - Please Please Please