ブルース・スプリングスティーン、11/14(金)日本公開の映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』新場面写真が多数公開
©2025 20th Century Studios

ブルース・スプリングスティーン、11/14(金)日本公開の映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』新場面写真が多数公開

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ウォルト・ディズニー・ジャパン配給により、11月14日(金)に日本公開される、アメリカの魂20世紀を代表するロック・アイコンで、シンガーソングライターとしてトップを走り続けるBruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)の若き日の父との確執、苦悩と創造の情熱を描く映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の新場面写真が解禁となった。

1982年。キャリアの岐路に立つブルース・スプリングスティーンは、名声の影で深い孤独と葛藤に揺れていた。ロックスターとしての喧騒を離れ、彼が向かったのは、誰もいない荒野のような〈どこでもない場所〉。4トラックのレコーダー一台、手元にあるのは曲になりかけた断片だけ。恋人との時間、幼き日の母との思い出、そして父との確執に苛まれながら、彼は静かに魂を刻み始める。その時、彼に何が起こっていたのか——。

伝説の名盤『Nebraska』、その創作の舞台裏と心の旅を『一流シェフのファミリーレストラン』のJeremy Allen White(ジェレミー・アレン・ホワイト)が、言葉少なに、しかし圧倒的な存在感で体現する。監督は『クレイジー・ハート』(アカデミー賞®受賞)で音楽映画の真髄を見事に描いたScott Cooper(スコット・クーパー)。観る者の心を掴んで離さない、乾いたアメリカの風景と、テープに刻まれた声と、救いを求める祈り。あの夜、何が生まれ、何が壊れたのか——。

ロックの英雄がすべてを削ぎ落とし、ありのままの自分に向き合った時代を、今を生きる私たちが見つめ直す。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、8月29日、第52回テルライド映画祭でオープニング作品として世界初披露され、約1ヶ月後の9月28日、第63回ニューヨーク映画祭【スポットライト・ガラ部門】でプレミア上映された。会場には主演のジェレミー・アレン・ホワイト、マネージャーのJon Landau(ジョン・ランダウ)を演じたJeremy Strong(ジェレミー・ストロング)、短い出演シーンながら圧巻の存在感で父ダグを体現したStephen Graham(スティーヴン・グレアム)、恋人Faye Romano(フェイ・ロマーノ)に大抜擢されたOdessa Young(オデッサ・ヤング)らメインキャスト、スコット・クーパー監督が結集、ブルース・スプリングスティーンとジョン・ランダウ本人も駆けつけた。上映後の舞台挨拶ではスプリングスティーンが「アメリカは希望と夢の国であり続けている」と語り、アコースティック・ギター一本で「LAND OF HOPE AND DREAMS」を歌った。

新たに公開された場面写真は、主演のジェレミー・アレン・ホワイトが演じるブルース・スプリングスティーンの姿を中心にセレクトされている。すでに公開されている、右手を振り上げて名曲「Born to Run(邦題:明日なき暴走)」を熱唱するシーンとニュージャージーの自宅で物思いに耽りながらギターをつま弾く姿。

初公開となる場面写真は6点。レコーディング・スタジオのコンソロール・ルームに一人残ったスプリングスティーンが、自分が求める音が再現できないことに途方にくれている。続いてスプリングスティーンが、ダイナーの片隅でマネージャーのジョン・ランダウと意見を交わしているひとコマ。『Nebraska』の創作に取り組むスプリングスティーンが、このアルバムがどんな意味を持つのかを語り、その言葉にランダウがじっと耳を傾けているシーン。

そしてスプリングスティーン本人が「作曲や創作活動に没頭したために彼女たちに感情を注ぐことができなかった」という述懐を頼りにスコット・クーパー監督が創作した複合的なキャラクター、恋人フェイ(オデッサ・ヤング)とのひとときをとらえたカット。互いの存在を確かめるかのように額を合わせ、彼の気持ちを確かめようとするフェイの姿が印象的な一枚だ。続く1枚は、Eストリート・バンドとのレコーディングを終えたスプリングスティーンが、自分が求める音が再現できないことに葛藤する場面。彼の後ろにはうつむき加減になったジョン・ランダウの姿も確認できる。

そして、アルバム『Nebraska』の創作に向けて、ニュージャージーの自宅でメモを取るスプリングスティーン。テーブルには歌詞を綴ったメモとハーモニカ、歌を仕上げるために一心不乱にペンを走らせている。自分の中にあるイメージを歌に結実させようとする姿が切り取られている。

さらにレコーディングを終えたスプリングスティーンが雨上がりのニューヨークの街を歩くカット。革ジャンのポケットに両手を突っ込んだ彼の胸には一体どんな思いがこみ上げているのか…。最後の1枚は、「完璧じゃなくていい、心に響けばいい」と、自宅の寝室に4チャンネルの録音機材をセッティングしたスプリングスティーンが、アコースティック・ギターだけでレコーディングに臨む場面となっている。

ブルース・スプリングスティーン役を託されたのはジェレミー・アレン・ホワイト。『一流シェフのファミリーレストラン』でゴールデングローブ賞テレビ部門主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を3年連続、エミー賞主演男優賞(コメディ・シリーズ部門)を2年連続受賞、同賞で4年連続主演男優賞ノミネートの快挙を成し遂げた、全世界が最も注目する俳優だ。ギター、ハーモニカ、歌唱トレーニングを続け、若き日のスプリングスティーンを体現している。

マネージャー、ジョン・ランダウには、2024年『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』で悪辣な弁護士Roy Cohn(ロイ・コーン)を怪演し、2025年のアカデミー賞®、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされたジェレミー・ストロング。ガールフレンドのフェイ・ロマーノにオーストラリア出身の注目女優オデッサ・ヤング、先日発表された本年度エミー賞リミテッドシリーズ部門作品賞にノミネートされたNetflix『アドレセンス』の切実な演技で同賞主演男優賞を受賞したスティーヴン・グレアムが父親を演じている。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』をいち早く観た全米の有力メディアから賞賛の声が続々と発信されている。映画レビューサイト“Rotten Tomatoes”では、驚異の93%というハイスコアをマーク(9月17日現在)。

“Deadline”は、「アーティストの魂を探求する、知的で緻密なテンポの旅路を描いた傑作。ホワイトの変貌ぶりはまさに驚異的だ」とし、父親役のスティーヴン・グレアムには「『アドレセンス』でキャリア最大の成功を収めているグレアムは、父親役としてこれ以上ないほどの演技を見せている」と絶賛している。

“THE WRAP”は、「ホワイトのしょんぼりとしたカリスマ性はまさに完璧だ」「スプリングスティーンのファンにとっては、道中、満足感を得られるエピソードが数多くある」「だからこそ、この映画は他に類を見ないほど感動的で、満足感に溢れたロックンロール映画となっている」と、演技、隠されたエピソードを語る脚本、スプリングスティーンの曲を堪能できる三拍子揃った作品だと太鼓判を押している。

“Variety”は、「この作品は、ありきたりな伝記映画ではない」と強調し、「ホワイトは、スプリングスティーンのトレードマークだった、着古したデニムとノースリーブのTシャツを軽やかに着こなしている」と、自然体な演技が観客の共感を呼ぶだろうと指摘。

さらに“Indiewire”は、「首をかしげ、肩をすくめたホワイトは、模倣よりもむしろ喚起に重きを置いている。自らを偽者のように見せることで、言葉では言い表せないほど説得力のあるスプリングスティーンを作り上げている。この映画は、ブルースがその二つを両立させる術を学ぶ前の姿を私たちに紹介する。だからこそ、ホワイトは、常に嘘をつかれたと感じている男の誠実さをもって、彼を演じるのだ」と、スプリングスティーンの魂の旅路を見事に演じきったジェレミー・アレン・ホワイトの演技に最大級の賛辞を贈っている。

ブルース・スプリングスティーンの魂の旅路があなたの心を震わせる。『ボヘミアン・ラプソディ』の20世紀スタジオが贈る感動音楽映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、11月14日(金)より全国ロードショー。

■作品情報
監督・脚本:スコット・クーパー(原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演:ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、スティーヴン・グレアム(父ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(母アデル)、マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
プロデューサー:スコット・クーパー、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、エリック・ロビンソン、スコット・ステューバー
製作総指揮:トレイシー・ランドン、ジョン・ヴァイン、ウォーレン・ゼインズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios
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