
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』永野がZ世代のゆい小池にスプリングスティーンのネタ披露!
※本ページにはアフィリエイト広告(PR)が含まれます
ロックの英雄、そしてアメリカの魂と称され、50年にわたって第一線を走り続けるBruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)の若き日を描く感動の音楽ドラマ『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』公開記念イベントが行われ、スプリングスティーンの大ファン、お笑い芸人の永野と、今作で初めて知ったというゆい小池が登壇致した。
永野と小池は、スプリングスティーンを意識した赤いバンダナをそれぞれ頭と手に巻いて登場したが、永野は「『ブルース・スプリングスティーンだ!』と思って被ったら、家系ラーメンの家主みたいになってる…」と苦笑い。
このイベントは、スプリングスティーンの大ファンとして知られる永野が、小池をはじめとするZ世代の若者にスプリングスティーンの魅力を伝えるために企画されたが、小池は、自身がこの作品のPRイベントに呼ばれたことについて「私が一番(不思議に)思ってます。(スプリングスティーンについて)存じ上げてない…(苦笑)。普段は私、J-POP系を聴くんで」と語りつつも、イベントに先駆けてひと足先に「映画を見させていただいて、めっちゃハマりました! めっちゃ響きました」と告白し、会場からは拍手がわき起こる。
ちなみに、スプリングスティーンが最後に公式に来日し、公演を行なったのは1997年の『The Ghost of Tom Joad Tour』でのことで、2005年生まれの小池は「まだ生まれてなーい!」と驚愕。永野は「僕がホリプロに入った年ですね。その5年後に『お前がいると後輩に悪影響を与える』ってクビになるんですけど…(笑)」と明かす。
ここから、永野が若い世代のために本作を楽しむポイントを熱弁!「ブルース・スプリングスティーンはいまや大御所中の大御所なんですけど、あの“ボス”にも若い日々があったということ。(映画は)歴史の話なのかと思ったら、『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』の前の、もう売れているけど、一番フワッとした状態のところを描いてて、『よくここを描いたな』と思いました。幼少期に苦労して…とかであれば、映画をつくりやすいけど、(映画の冒頭で)いきなり良い車に乗ってた(笑)。『こうやって頑張りました!』という話というよりも、アーティスト、そして一般の方の誰にでもある苦悩や悩み、アイデンティティ探しの話で(若い頃のスプリングスティーンは)意外とメンタルがグラグラな、ただのひとりの若者で、より共感を抱きました」と映画を見て感じた意外な印象を明かす。
小池も、永野の「“ボスすごい!”という映画ではない」という言葉に深く同意し「分かち合う系。私はZ世代で(映画の中のスプリングスティーンに近い)これくらいの年なので、共感する部分が多かったです」と現代の若者が見てシンパシーを覚える映画だとうなずく。
永野は、スプリングスティーンを演じたジェレミー・アレン・ホワイトについても「本人かと思うくらい再現度が高い!弾き方からして本人かと思った」と驚きと称賛を口にする。
また、小池は劇中に登場するスプリングスティーンの恋人であるフェイ(オデッサ・ヤング)について「めっちゃ好き!」と語り、劇中の「メリーゴーランドのシーンが憧れすぎて、うらやましかったです!」と明かした。
そんな小池から、永野に「逆に(スプリングスティーンを)いまの日本のアーティストで例えるなら?」という質問が飛んだが、永野は「いま、口が滑りそうになりました。当時、ブルース・スプリングスティーンをパクッてた、まんまの人がいましたけど…。よくこれで金稼いだなっていう。それを言うと本当に終わっちゃうんで(苦笑)」とかなり際どいラインを攻めつつ、小池からの質問への答えとして、あえて実名は出さずに「“世代の声”みたいな存在ですね。Z世代の“痛み”とかを歌う系だと思ってくれればいいです。各世代にカリスマっているじゃないですか? そういうこと(存在)なんで。要するにカリスマですね」と語り、ややお茶を濁した感のある自身の発言について「ビビりました、ネットニュースを。どう記事になるのかが怖かった(苦笑)。一昨年とは立場が違って、NHKとかもやり始めたんで、気にし出しました」と自虐気味に語り、会場の笑いを誘い、小池も「例えられへんくらい、すごい超大物と理解しました!」と笑みを浮かべていた。
小池は、映画鑑賞後にスプリングスティーンを聴き始めて「歌詞を見ながら曲を聴いてると、メッセージ性が強くて、“感情の歌”という感じで感動しました」と語り、永野は「素晴らしい!」と称えつつ「どこから聴いてもいいですけど『明日なき暴走(Born to Run)あたりから聴いてみるといいんじゃないかと思います」とアドバイスを送っていた。
そして、小池は永野への感謝の思いを込めて集大成のネタを披露!「ミュージック、スタート!」という声に続き、永野のいつもの持ちネタに合わせて「永野より、普通に、スプリングスティーンが好き!」とぶち上げる。永野は「俺のイベントって絶対にこの流れじゃん(笑)。食べ物から映画まで、PRイベントは必ずこれで終わるんです…」とぼやきつつ「でもありがとう!」とニッコリ。そして、お返しに“本家”として、キレッキレの動きを見せながら「スプリングスティーンが大好きだ!ラッセンより好き!」と絶叫!しかも、間奏の間に「スプリングスティーン、ごめんね。日本のミュージシャンがいろいろパクッて」など、再び際どい本音を散りばめて、会場は笑いに包まれる。小池も「本家はさすがやなって思いました!」と感激していた。
11月も半ばも過ぎ、年の瀬が迫ってきたが、クリスマスの予定について尋ねると、永野は「スプリングスティーンと関係なくなってきてる…」と苦笑を浮かべつつ「クリスマスは仕事ですね。夜にこの映画を見ます!」と語り、小池も「私もカレシと見ようかな」とさらりと語る。
さらに、この1年について、永野は「最高でした。いろんなことができましたしね。映画を撮ったり、お笑いで楽しいこともできたので、このまま来年も行きたいです!」と語り、小池も「転機になった年でした。改名して、いろんな人に『ゆい小池』と言われました。良い年になったし、やりきりました。あと1か月くらい、このまま順調に突っ走っていきたいと思います!」と満面の笑みで語った。
最後に映画をこれから見る人に向け、小池は「いま悩んでる人に一番見てほしいです。めっちゃ共感できる映画になっているし、私みたいにスプリングスティーンさんを知らない人でも知ろうと思えるし、没頭できるからいろんな人に見てほしいです」とアピール!
永野は「見ている間、没頭できるし、自分の人生と照らし合わせて『こうだったな』と思い出しながら見て、すごく浄化される不思議な映画だと思います。伝説や自伝というよりは、浄化系、癒し系――心がキレイになる映画です。音楽も素晴らしいので、ファンの方も初めて知る方にも最適な映画だと思っています」と語り、温かい拍手の中で、舞台挨拶は幕を閉じた。
続く写真撮影の際に、永野はおなじみのポーズを求められ、快く応じながらも「これは『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』と同じ悩みなんです。自分が一番『面白くない』と思いながらも世に出ちゃって…(苦笑)」と自身の中で納得していない作品が、世間には代表作として広く受け入れられてしまったという、スプリングスティーンと重なる苦悩(?)を告白していた。
ブルース・スプリングスティーンの魂の旅路があなたの心を震わせる。『ボヘミアン・ラプソディ』の20世紀スタジオが贈る感動音楽映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、大ヒット上映中!
■作品情報
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
ストーリー:
ロックの英雄ブルース・スプリングスティーン。『Born In The U.S.A.』の前夜、成功の重圧の中、若きスプリングスティーンはたった⼀⼈歌い始めるー。創造の原点を刻み込んだ“本当の声”が、観る者を彼の魂の旅路へと誘う感動の音楽ドラマ誕生!
監督・脚本:スコット・クーパー(原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演:ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、スティーヴン・グレアム(父ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(母アデル)、マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
プロデューサー:スコット・クーパー、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、エリック・ロビンソン、スコット・ステューバー
製作総指揮:トレイシー・ランドン、ジョン・ヴァイン、ウォーレン・ゼインズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios
・公式サイト