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ドイツが世界に誇るハードロック・バンド、Scorpions(スコーピオンズ)。今年結成60周年を迎えた彼らは、7月5日に地元のハノーファー・スタジアムで記念公演を開催する。ハノーファーでの初のスタジアム公演であり、45,000枚のチケットはもちろん即完している。
この公演は録音され、11月14日にライヴ・アルバム『蠍団の帰還~カミング・ホーム・ライヴ』(原題:Coming Home Live)が発売されることが決定した。60年のキャリアで生み出してきたヒット曲はすべて演奏される予定で、2CDと2LPの形態でリリース。本日予約が開始した。
60年前にこのバンドを創設したギタリストのルドルフ・シェンカーは言う。「当時の俺たちはとにかく世界的なロック・ファミリーの一員になりたかった。それが俺たちの夢だったんだ。以来、エアロスミス、KISS、メタリカ、AC/DC、他にも思い出せないが俺たちがカッコいいと思う相手とステージを共にしてきた。果てはベルリン・フィル(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)に至るまで」
世界中でツアーを行ってきたスコーピオンズはあらゆる世代のロック・ファンに影響を与えただけでなく、後続の若いアーティストや同輩のレジェンドたちの音楽スタイルにも影響を与えてきた。
ジョン・ボン・ジョヴィは「スコーピオンズはハード・ロック/ヘヴィ・メタルに起こり得た最良の出来事だ」、メタリカのカーク・ハメットは「『蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ』(原題:Tokyo Tapes)のジャケ写にゾッコンだったのを今も覚えているよ。あれからずっと、俺はスコーピオンズの一番のファンで、あのバンドのありとあらゆる情報を求めて片っ端から探しまくったものだ」と話し、ガンズ・アンド・ローゼズ、KISS、スマッシング・パンプキンズなどのメンバーもスコーピオンズの曲が彼らの音楽に多大な影響を与えたと公言している。
ヴォーカルのクラウス・マイネは、スコーピオンズを駆り立てるのはライヴが繰り出すアドレナリンだと言う。「それが最も重要であり最も強力な要素だ。スコーピオンズは最初期からステージに居場所を見出してきたバンドだ。それも世界最大級の、どこよりもでかいスタジアムやアリーナのステージに。ファンの心をつかんで最高のライヴをやってみせるのは、いつだってチャレンジだった」
7月5日の公演について、ギタリストのマティアス・ヤプスはこのように話す。「俺は過去を振り返るのは好きじゃなくて、今やっていること、これからやることにについてむしろ考えたい。だからこそ俺にとって、ハノーファーでのスタジアム・コンサートは今現在、最重要事項なんだ」
スコーピオンズは1965年にドイツ・ハノーファーで結成、キャリア60年間のレコード売上は1億2,000万枚以上、世界中で5,000回以上のライヴを行ってきた。
1991年にリリースしたシングル「ウィンド・オブ・チェンジ」(1990年のアルバム『クレイジー・ワールド』収録)は11か国のチャートで1位を獲得し、78か国でチャートイン。ドイツのバンドとして最も売れたシングル(1,500万枚)であり、ミュージック・ビデオのVEVO視聴数もドイツのバンドとして最多(10億回以上)を記録している。
レニングラードで10回の完売公演を行った初の西側のバンドであり、ハリウッドのRock Walkに星があり、スペインのマドリードに“スコーピオンズ・ストリート”があり、ロサンゼルスは10月6日を“スコーピオンズ・デイ”として彼らを祝し、ブラジルの新種の蜘蛛の名前がスコーピオンズにちなんで名付けられた。
■商品情報
スコーピオンズ『蠍団の帰還~カミング・ホーム・ライヴ』
2025年11月14日発売
Scorpions / Coming Home Live
2CD: UICY-16319/20/4,400円(税込)
日本盤のみSHM-CD仕様
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