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映画『ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977』は英ロックバンド、The Who(ザ・フー)が1977年12月15日、ロンドン北西部キルバーンにある「ゴーモント・ステート劇場」にて一夜限りで開催した伝説のコンサートを完全収録した映像作品。
1979年に英米で公開されたザ・フーのドキュメンタリー映画『キッズ・アー・オールライト(9/24劇場公開)』内のライブ撮影用に開催されたコンサート。最終的に同映画にこの時の映像は使われなかったが、脂の乗りきった時期の4人のメンバーのライヴ・パフォーマンスの瞬間を切り取った貴重な映像だ。
『ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977』は長らく封印されていたが2008年にDVD化され、世に出ることとなった。本作品は2008年版をデジタル・リストアし、より鮮やかな映像と音声になって蘇っている。
劇場公開にあたりThe Collectorsの加藤ひさし、OKAMOTO'S のハマ・オカモト、ピーター・バラカン、音楽文筆家の犬伏 功、MODS MAYDAY JAPANを主宰する黒田マナブ、ラジオDJのクリス・ペプラー、ラジオDJのアランJの7人からコメントも寄せられた。
また、8月29日(金)の公開初日には新宿シネマカリテにクリス・ペプラー、アランJがトークゲストで登壇。ふたりがザ・フーの魅力を熱く語る。
『ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977』は8月29日(金)より全国で順次公開。
■映画『ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977』へのコメント
・加藤ひさし(The Collectors)
「老いぼれる前に死にたいぜ!」と歌いステージの上でギターを粉々に破壊したと思えば、ロックオペラを作ってクラシック界までビビらせて、おまけにロンドンオリンピックの閉会式ではトリをかざったイギリスの至宝。ザ・フーはロックンロールの全てを持ち合わせたバンド。というか彼らこそロックンロールそのものなんだよ。ザ・フーを見なきゃロックンロールを体験した事にならないってこと。
・ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)
上手くタムが回せなくても
歌詞を間違えても
指が回らずフレーズが繋がらなくても
肝心のキメが揃わなくても
誰がなんと言おうが、かっこいい。
「世界で1番The Whoが上手な4人」が大好きです。
・クリス・ペプラー(ラジオDJ)
唸る、魅せる、以心伝心、粗削り、これぞロックショー!
・アラン J(ラジオDJ)
この荒々しさがロックだ!
・ピーター・バラカン
奇しくも同時期の公開となった「キッズ・アー・オールライト」のために開催され、結局お蔵になったこのコンサート映像は、見れば分かるように色々と問題がありますが、あの4人が発するエネルギーには圧倒されます。
・犬伏 功(音楽文筆家)
1977年12月15日、ザ・フーはわずか2,000席のキルバーンにあるゴーモント・ステート・シネマのステージに立った。ステージ上では苦悩の表情を垣間見せながらも、まるでささくれだった感情が〝鋭利な刃物〟へと変貌していくかのように、高みへと昇り詰めていく彼ら。この公演は、ドラマーであるキース・ムーンにとって結果的に最後のフル・コンサートとなったが、だからこそ、命懸けで音楽と対峙するザ・フーの姿に圧倒的な〝リアリティ〟を感じずにはいられない。
彼らのもっともリアルな姿をスクリーンで体感できる機会をどうか見逃さないでほしい。この映画は、〈ロックン・ロール〉を愛するあなたの〝何か〟を、きっと変えてくれるはずだから。
・黒田マナブ(MODS MAYDAY JAPAN)
ビートルズやローリングストーンズは知ってたけど、ザ・フーをちゃんと聴いたのは1978年頃、教えてくれたのはカーリーヘアーのロジャーに憧れてた高校の級長だった。ザ・ジャムが好きならとトミーを観に連れて行ってくれ、四重人格が映画化されるから絶対観たほうがいいとアルバムを貸してくれた。映画は79年に公開、キッズ・アー・オールライトは日本では素敵なジャケットのサントラがリリースされただけだった。積まれたハイワットのアンプとキャビネット、タムだらけのドラムキットが叩き出すキースの馬鹿騒ぎ、ブンブン回るロジャーのマイク、ピートのボーリング奏法、マイクの前からほとんど動かないジョン、ギミックなしの最高なロックンロール!
■公開初日 ゲスト登壇イベント
日時:8月29日(金) 18:30~
会場:東京・新宿シネマカリテ
登壇ゲスト:クリス・ペプラー/アラン J
※本編上映前に登壇/登壇終了予定時刻:18時55分
■作品情報
タイトル:ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977 (原題:THE WHO: AT KILBURN 1977)
監督:ジェフ・スタイン
出演:ザ・フー:ロジャー・ダルトリー(Vo)、ピート・タウンゼント(G)、
ジョン・エントウィッスル(B、Key)、キース・ムーン(Ds)
2007年(米) /英語/上映時間 65分/5.1ch/日本語字幕:前むつみ
公開日:2025年8月29日(金)
公開劇場:TOHOシネマズ 日比谷、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA 他全国順次公開
提供:S-O-C-K-S INC.
配給:REWINDERA PICTURES
宣伝:サンタバーバラ・ピクチャーズ/六角堂
協力:シンコーミュージック・エンタテイメント/MUSIC LIFE CLUB
© 2007 Spitfire Pictures LLC
・ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977 /公式サイト
■トラック・リスト
01. アイ・キャント・エクスプレイン/ I Canʻt Explain
02. 恋のピンチ・ヒッター/ Substitute
03. ババ・オライリィ/ Baba OʼRiley
04. マイ・ワイフ/ My Wife
05. ビハインド・ブルー・アイズ/ Behind Blue Eyes
06. ドリーミング・フロム・ザ・ウエイスト/ Dreaming From the Waist
07. ピンボールの魔術師/ Pinball Wizard
08. 僕は自由だ/ I'm Free
09. トミーズ・ホリデイ・キャンプ/ Tommy's Holiday Camp
10. サマータイム・ブルース/ Summertime Blues
11. シェイキン・オール・オーヴァー / Shakin' All Over
12. マイ・ジェネレーション/ My Generation
13. ジョイン・トゥゲザー/ Join Together
14. フー・アー・ユー/ Who Are You
15. 無法の世界/ Won't Get Fooled Again