週末に発表された最新の全英シングルチャート、映画『KPOPガールズ！デーモン・ハンターズ』サウンドトラック収録のHUNTR/X「Golden」が引き続き首位を維持し、首位獲得通算10週目の大台に突入した。サウンドトラックからは先週10位だった「How It's Done」
が11位に後退したため、「Golden」が唯一のトップ10にランクインする形となっている。また「What It Sounds Like」は変わらず13位をキープしている。

今週は4位までが先週と変わらず、Taylor Swift（テイラー・スウィフト）「The Fate of Ophelia」は2位、RAYE（レイ）「WHERE IS MY HUSBAND!」は3位、テイラー・スウィフト「Opalite」は4位をキープ。テイラー・スウィフトは「Elizabeth Taylor」は10位に後退となるも5週続けてトップ10に3曲がランクインとなった。

Olivia Dean（オリヴィア・ディーン）は先週6位だった「Man I Need」は5位、先週7位だった「So Easy (To Fall in Love)」は6位とそれぞれ一つずつ順位を戻した。トップ10以下でもSam Fender（サム・フェンダー）とオリヴィア・ディーンのコラボ曲「Rein Me In」が先週14位から12位に上昇。さらに22位には「A Couple Minutes」が初登場となり、3曲上限ルールによって先週22位だった「Nice To Each Other」が圏外となっている。

先週5位に初登場となったイギリスのラッパー、Dave（デイヴ）とTems（テムズ）のコラボ曲「Raindance」は7位に後退。8位にはLily Allen（リリー・アレン）「Pussy Palace」が先週12位からの上昇でトップ10入り。リリー・アレンのトップ10入りは2014年に「Air Balloon」で7位を獲得して以来、11年ぶりとなる。先週アルバムチャートで初登場4位にランクインした最新アルバム『West End Girl』は今週2位に上昇しており、アルバムからは先週17位に初登場でランクインした「West End Girl」が15位、同じく先週19位に初登場でランクインした「Madeline」が16位と3曲すべてが上昇した。

9位にはMichael Jackson（マイケル・ジャクソン）「Thriller」が先週33位のリエントリーから急上昇となった。ハロウィン・ウィークの影響によるものが大きいが、2026年公開の映画『Michael(原題)』の公式トレーラーがついに公開されたことも影響しており、「Thriller」のトップ10入りは1983年11月に10位を記録して以来42年ぶりの快挙となった。

ハロウィン・ウィークの影響によってトップ10以下ではほかにもいくつかの曲がリエントリーを果たしており、映画『ゴーストバスターズ』からRay Parker Jr.（レイ・パーカー・ジュニア）「Ghostbusters」が17位、Rockwell（ロックウェル）「Somebody's Watching Me」が19位、Bobby Pickett（ボビー・ピケット）「Monster Mash」が20位、Andrew Gold（アンドリュー・ゴールド）「Spooky Scary Skeletons」が30位、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』からDanny Elfman（ダニー・エルフマン）の1993年の楽曲「This Is Halloween（邦題：ハロウィーン・タウンへようこそ）」が31位と昨年よりも多くの楽曲がトップ40入りを果たした。

その他ではAlex Warren（アレックス・ウォーレン）「Ordinary」が先週16位から14位に上昇。入れ替わりの多い中先週18位に初登場でランクインしたSkye Newman（スカイ・ニューマン）「FU & UF」は18位をキープした。Sienna Spiro（シエナ・スパイロ）「Die on This Hill」は先週27位から24位、Tame Impala（テーム・インパラ）「Dracula」は先週31位から25位と順位を戻し、Kehlani（ケラーニ）「Folded」は26位をキープ。マージーサイドのラッパー、EsDeeKid（エスディーキッド）とプロデューサーのRico Ace（リコ・エース）による「Phantom」も28位をキープした。エスディーキッドは40位に新曲「Century」が初登場でランクインしている。

参考情報：Official Singles Chart Top 100