絶賛公開中『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』トークイベントの速報レポート公開!
4.29公開記念イベントより(左:藤本国彦さん、右:ピーター・バラカンさん)

絶賛公開中『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』トークイベントの速報レポート公開!

※本ページにはアフィリエイト広告(PR)が含まれます

John Lennon(ジョン・レノン)がビートルズ解散後に行った唯一のフル・コンサート、”ワン・トゥ・ワン・コンサート”が最高の映像と音響でスクリーンに甦る、映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』。

4月29日、世界同時上映スタートとなった本作の公開を記念し、ピーター・バラカンさんと藤本国彦さんによるトークイベント付き上映がTOHOシネマズ シャンテにて開催された。本編終了後には満員の会場から大きな拍手が起こり、期待感が高まる中、バラカンさんと藤本さんが登場。「ワン・トゥ・ワン・コンサート」の熱量が会場全体に共有されるかのようなトークイベントとなった。

冒頭、感想を問われたバラカンさんが「スクリーンで観ると圧倒的にかっこよさが違うね。感激しました」と語ると、藤本さんも「映像で観るとジョンの存在感、さらにヨーコの存在感がもう凄いな、と思いました。」と応じ、お二人とも「絶対に映画館で観るべき作品ですね」と断言。

続けて、「リハーサルにようこそ」など自嘲気味に話すジョンの姿に触れながら、「でも全然悪くないんだよね。逆にすごく良かった」(バラカンさん)、「「ニューヨーク・シティ」とか「ハウンド・ドッグ」とか、ジョンのロックンローラーとしてのかっこよさが伝わりますよね」(藤本さん)というお話に。続けて、バラカンさんより「エレファンツ・メモリーは、改めてみると上手いし勢いがある。 ジョンがこのバンドをあれほど気に入っていたのは、やはりロックンロール・バンドだからですね」と、サックスが前面に出る50sのロックンロール・バンドのスタイルを踏襲するエレファンツ・メモリーに言及。「多少荒っぽくてもいい、というロックンロールの精神がよく分かる」ライヴだったと振り返った。藤本さんからは、「上手い人を、ということではなく、プラスティック・オノ・バンドや、こういうストリート・バンドをバックにしてというあり方は、音楽性は違うものの、ウイングスで地方の大学周りをして、もう一回ビートルズのデビュー前から始めようとしたポールとどこか通じるものがありますよね」とビートルズ解散後の二人の類似に関してのお話も。

また、ヨーコに関して、「かなり先駆的なことをやっていたのが分かります。(1972年)当時は予想出来なかったことだけれど、その数年後にイギリスでもアメリカでもパンクロックが出てくるわけだから」(バラカンさん)「ジョンはそれを最初から評価していたんですよね」(藤本さん)とその革新性を改めて認識したというお話があった。加えて、ニューヨークへの移住に関してヨーコの影響が大きかったことや、「イマジン」の歌詞に" A Brotherhood and Sisterhood of Man "と”Sisterhood”と入れて歌い、女性の権利に対して意識的になっていったジョンへの影響力(バラカンさん)に関しても語られた。加えて「ステージ上で、アヴァンギャルドなヨーコを嬉しそうに見守るジョンの姿や、勇気づけられてるような二人の関係性もいいですね」(藤本さん)とのコメントもあった。

さらに当時のニクソン政権下でのFBIの監視など、ジョンを取り巻く政治的状況が緊張感を増す中でのコンサートであったという時代背景を受けて、藤本さんが「ジョンとヨーコの視点は常に“自由に”ということ。自由にものを言える世界を、ということなんですよね。権力側ではなく「パワー・トゥ・ザ・ピープル」に代表されるように市民の側に立っていた」と話されたのに続き、バラカンさんからも「市民的不服従の鏡のような存在。権力に対してノーというのは怖いものですが、ジョンのような人がいると ”ノーと言っていいんだ”と勇気づけられる」「このコンサートの「カム・トゥゲザー」で”Stop the War !”と叫んでいるのを観ると力を感じます」と、その姿勢が時代を超え影響を与えていることも語られた。

本公演が、ウィローブルック州立施設の惨状をレポートしたヘラルド・リベーラの番組に心を痛めた二人がチャリティ・コンサートを申し出た経緯も話され、「社会を変えて行こうという意志が伝わってくる」(バラカンさん)コンサート・イベントであったことも確認された。

また、途中、藤本さんがビートルズ・ファンの方から借りたという貴重なお宝が披露される場面も。1972年の当日の昼の部、夜の部のチケットの半券に、ライブ映像にも映る白いタンバリン、また、謝辞が掲載されたリーフレットの本物が紹介され、会場がどよめく一幕があった。

終盤には、「「カム・トゥゲザー」も「インスタント・カーマ」もコンサートで歌ったのもこれだけだから、映画館で観るのが絶対いいと思う」(バラカンさん)と、改めてこのコンサートがジョンにとって「唯一の一回きりのコンサート」(藤本さん)であることが語られた。今後のドルビーアトモス上映の紹介や、映像ソフト化への期待、さらにはビートルズ来日60周年、ポールやリンゴの新譜など、ビートルズ関連作品への期待も含め、約30分のトークイベントは大きな拍手の中、終了となった。

■上映劇場の追加が決定
ユナイテッド・シネマ水戸(茨城)、ユナイテッド・シネマ橿原(奈良)、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌(北海道)の3劇場が追加となっている。なお、ドルビーアトモスは5月7日(木)限定の劇場がほとんど。5.1chサラウンドも期間限定上映となる。
上映日等、詳細はオフィシャルサイトにて。
*日本公開オフィシャルサイト:https://www.culture-ville.jp/powertothepeople

■作品情報
タイトル: パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC
公開日: 2026/4/29(水・祝)
公開表記:4/29(水・祝)~TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ なんば ほか公開
監督: サイモン・ヒルトン
製作: ショーン・オノ・レノン、ピーター・ウォースリー
出演: ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、プラスティック・オノ・バンド、エレファンツ・メモリー、スティーヴィー・ワンダーほか
上映時間:81分(予定)
鑑賞料金:一律3,000円
(ドルビーアトモスなど特別なスクリーンでは追加料金がある場合がございます)

John Lennon