
【全英シングルチャート】カイリー・ミノーグ「XMAS」でソロでは22年ぶりとなる首位を獲得
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週末に発表された最新の全英シングルチャート、Kylie Minogue(カイリー・ミノーグ)「XMAS」が初の首位を獲得した。カイリー・ミノーグが首位を獲得するのは2003年「Slow」以来22年ぶり、ソロでは8曲目の首位となる。さらに1980年代、1990年代、2000年代、2020年代の4つの異なる年代で全英シングルチャート1位を獲得した初の女性アーティストとなった。7インチのゴールド・ビニール、12インチのゾエトロープ・ビニール、CDでリリースされ、オフィシャル・ビニール・チャートでトップを獲得。TikTokでの人気も影響し、先週16位から大幅ランクアップとなった。自身のSNSではこの結果を受けて「ああ、恋人たち…これはあなたたちのために。言葉が出ない…やったね!! クリスマスナンバーワン!! ありがとう、ありがとう、ありがとう」と投稿している。
カイリー・ミノーグが首位に到達したことで先週首位だったWHAM!(ワム!)「Last Christmas」は2位に後退。3位はMariah Carey(マライア・キャリー)「All I Want For Christmas Is You(邦題:恋人たちのクリスマス)」、4位はBrenda Lee(ブレンダ・リー)「Rockin' Around The Christmas Tree」と先週と変わらずキープしている。
5位にはTogether for Palestine(トゥギャザー・フォー・パレスチナ)「Lullaby」が初登場。パレスチナの伝統的な子守唄を力強く再構築したこの楽曲では、イギリスとパレスチナのアーティストが集結し、クリスマスの物語が始まったまさにその場所に希望と連帯のメッセージを届けるものとなっている。Amena(アメナ)、Brian Eno(ブライアン・イーノ)、Celeste(セレステ)、Bastille(バスティル)のDan Smith(ダン・スミス)、Shards(シャーズ)のKieran Brunt(キーラン・ブラント)、Lana Lubany(ラナ・ルバニー)、Leigh-Anne(リー・アン)、London Community Gospel Choir(LCGC)(ロンドン・コミュニティ・ゴスペル合唱団)、Mabel(メイベル)、Nadine Shah(ナディーン・シャー)、Nai Barghouti(ナイ・バルグーティ)、Neneh Cherry(ネナ・チェリー)、Sura Abdo(スラ・アブド)、TYSON(タイソン)、Yasmeen Ayyashi(ヤスミーン・アヤーシ)、Ysee(イジー)が参加している。
6位はThe Pogues(ザ・ポーグス)とKirsty MacColl(カースティ・マッコール)の「Fairytale of New York(邦題:ニューヨークの夢)」がランクアップ。7位にはイギリスのラッパー、Dave(デイヴ)とTems(テムズ)のコラボ曲「Raindance」が先週13位から上昇しトップ10に返り咲いた。TikTokでのバイラルが多くのクリスマス・ソングの中で際立っており、唯一のアウトライヤーとして注目されている。実際、今週のトップ10でクリスマス・ソング以外の楽曲で唯一トップ10入りを果たした。
8位は先週初のトップ5入りを果たしたKelly Clarkson(ケリー・クラークソン)「Underneath the Tree」が後退。Elton John(エルトン・ジョン)「Step Into Christmas」は先週18位から急上昇しトップ10入りとなった。10位は先週と変わらずBobby Helms(ボビー・ヘルムズ)「Jingle Bell Rock」がキープしている。
トップ10以下ではShakin' Stevens(シェイキン・スティーヴンス)「Merry Christmas Everyone」が11位まで上昇。Band Aid(バンド・エイド)「Do They Know It's Christmas?」は15位をキープし、Andy Williams(アンディ・ウィリアムス)「It's The Most Wonderful Time Of The Year」は先週20位から16位、Dean Martin(ディーン・マーティン)「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!」は先週19位から17位に上昇。Paul McCartney(ポール・マッカートニー)「Wonderful Christmas Time」は先週21位から18位に上昇しトップ20入りを果たした。
その他The Ronettes(ザ・ロネッツ)「Sleigh Ride」が21位、John Lennon(ジョン・レノン)がJohn & Yoko Plastic Ono Band + Harlem Community Choir名義でリリースした「Happy Xmas (War Is Over)」が22位、Michael Bublé(マイケル・ブーブレ)「It's Beginning to Look a Lot Like Christmas」が23位、José Feliciano(ホセ・フェリシアーノ)「Feliz Navidad」が24位、Wizzard(ウィザード)「I Wish It Could Be Christmas Everyday」が25位、Sia(シーア)「Snowman」が26位とすべて先週からランクアップ。
Nat King Cole(ナット・キング・コール)「The Christmas Song」は先週39位から31位に上昇し、全英シングルチャートでの最高位を更新した。Darlene Love(ダーレン・ラヴ)「Christmas (Baby Please Come Home)」も32位に上昇。そして34位はマージーサイドのラッパー、EsDeeKid(エスディーキッド)とプロデューサーのRico Ace(リコ・エース)とのコラボ曲「Phantom」が先週37位から34位にランクアップ。エスディーキッドはその正体が俳優のティモシー・シャラメ名のではないかといったうわさが拡散していたが、「4 Raws」のリミックスに参加することでその噂を真っ向から否定することとなり更なる話題を呼んでいる。
またSlade(スレイド)「Merry Xmas Everybody」は36位、Leona Lewis(レオナ・ルイス)「One More Sleep」は38位にそれぞれ上昇し、今季もトップ40入りを果たしている。
40曲中28曲がクリスマス・ソングとなった今週。トップ40以下にも多くのクリスマス・ソングが上昇しているため、来週はさらに独占状態となりそうだ。