ルーシー・デイカス、「Planting Tomatoes」のミュージック・ビデオを公開
Lucy Dacus

ルーシー・デイカス、「Planting Tomatoes」のミュージック・ビデオを公開

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グラミー賞受賞アーティスト、Lucy Dacus(ルーシー・デイカス)がセルフ・ディレクションによるミュージック・ビデオを公開した。前夜にはニューヨークで親密な上映イベントも行われている。

このミュージック・ビデオは、ルーシーが愛してやまない故郷、バージニア州リッチモンドで全編撮影されたものであり、ドッグウッド・デル、ハリウッド墓地、ジェームズ・リバー・パーク ポニー・パスチャー、そして友人たちの家など、ルーシーにとって特別な場所をたどる映像の旅となっている。「Planting Tomatoes」は、自分自身や愛する人の人生に終わりがあることを忘れずにいながら、今この瞬間に意識を向け、感謝し、関心を持ち続けようとする営みをたたえる楽曲である。

映像は、ルーシーと以前にも仕事をしてきた地元の制作チームSpangTV、クリエイティブ・ディレクターのJordan Rodericks(ジョーダン・ロデリックス)、そして「Hot & Heavy」のミュージック・ビデオにも参加した撮影監督David Muessig(デビッド・ミュッシグ)によって撮影された。編集は、インディーポップバンドSun June(サン・ジューン)のLaura Colwell(ローラ・コルウェル)が担当している。映像には、地元の若手舞台芸術団体SPARCの生徒たちに加え、ルーシーの父親、そして多くの友人たちも出演している。

7月30日には、バージニア州リッチモンドのザ・バード・シアターにて、このミュージック・ビデオの特別上映会が開催される予定で、その後にはSPARCのシニア・ファカルティ・メンバーであるPaul Major(ポール・メジャー)の進行によるルーシーとのQ&Aも行われる。このイベントはすでにソールドアウトしているが、ファンは待機リストに登録することができる。あわせて、新作「Planting Tomatoes」7インチ[Green]ヴァイナルも、ルーシーのウェブストア限定で発売される。

この夏、ルーシー・デイカスはこれまでで最大規模となるツアーの一環として、マディソン、グランドラピッズ、トロント、クリーブランド、ニューヨーク州キングストン、Mass MoCA、アズベリー・パークなどでヘッドライン公演を行う予定である。また、Outside LandsやBumbershootといったフェスティバルにも出演する。ツアーには、特別なシンフォニー公演も2公演含まれており、ひとつはシカゴ・フィルハーモニックとの共演(ミレニアム・パークにて、地元の仲間であるRatboysも出演)、もうひとつはHollywood Bowl Orchestraとの共演(Hollywood Bowlにて、Cat Powerが『The Greatest』を披露)である。いずれの公演でも、最新アルバム『Forever Is A Feeling』の楽曲や、高い評価を受けてきた彼女のディスコグラフィーから選ばれた楽曲の、これまで一度も披露されたことのないオーケストラ・アレンジが演奏される予定だ。さらに各ヘッドライン公演において、The Ally Coalition(TAC)との提携も継続し、チケット1枚の販売につき1ドルを、北米各地でクィアおよびトランスジェンダーの若者たちを支援する団体へ寄付していく。

■商品情報
ルーシー・デイカス
Lucy Dacus「Planting Tomatoes」
配信中

■バイオグラフィー
LUCY DACUS / ルーシー・デイカス
アメリカ・ヴァージニア州メカニックスヴィル出身のシンガー・ソングライター、ルーシー・デイカス。フィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカーと結成したスーパーグループ「boygenius(ボーイジーニアス)」は、第66回グラミー賞で「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」など3部門を受賞し、大きな話題を呼んだ。

1995年生まれのデイカスは、ヴァージニア州リッチモンド郊外で、熱心なキリスト教徒の養父母のもとに育てられた。8歳までには作詞を始め、父親のCDコレクションにあったサイモン&ガーファンクル『グレイテスト・ヒッツ』、レッド・ツェッペリン『I』、デヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』などを夢中で聴いていたという。2016年、小さな地元レーベルEggHunt Recordsからデビュー作『No Burden』をリリースすると、その才能は瞬く間に注目を集め、20以上のレーベルが獲得を争う事態に。最終的に、名門インディーレーベルMatadorと契約を結んだ彼女は、2018年には2作目『Historian』を発表する。約7分にわたる失恋アンセム「Night Shift」で幕を開けるこのアルバムは、批評家からの絶賛を受け、多くのファンを獲得し、デイカスは同世代を代表する力強いソングライターとして広く認知されるようになった。その年の終わり、デイカスはブリジャーズ、ベイカーと共に秋のツアーで共演。当初は公演を宣伝するための1曲限りのコラボを予定していたが、気がつくと6曲をレコーディングしていた。こうして生まれたboygeniusのセルフタイトルEPには、「Bite the Hand」「Me & My Dog」「Salt in the Wound」などの名曲が収録され、この3人をインディーロック界のスターへと押し上げたのであった。

5年後、3人は2023年のデビューアルバム『The Record』の制作のため再結集。この作品はboygeniusをメインストリームへと導き、デイカス、ブリジャーズ、ベイカーをクィア・アイコンとして確立させ、熱狂的なファンベースをさらに拡大させた。アルバムの成功により、彼女たちは『ローリング・ストーン』誌の表紙を飾り、アリーナツアーをソールドアウトさせ、グラミー賞6部門にノミネート。うち3部門を受賞する快挙を達成した。

デイカスはその前に、2021年に3作目となるアルバム『Home Video』を発表。さらに2025年3月には、4作目『Forever Is a Feeling』をリリースした。このアルバムでは、バンドメイトであるジュリアン・ベイカーとの恋愛が記録されている。収録曲「Best Guess」のミュージックビデオ制作にあたり、デイカスがSNSで“hot mascs”を募集したところ、英モデルのカーラ・デルヴィーニュ、LAのポップバンドMUNAのナオミ・マクファーソン、英シンガーソングライターのトワ・バードなどが友情出演してくれた。

キャリアを通してデイカスは、メディアから「サッド・ガール(悲しい女の子)」というステレオタイプを押し付けられがちだったが、それに対しては常に公然と反対してきた。「私はただ、私と私の友人たちが生き延びてほしいと思っているだけ」と彼女は語る。「“サッド・ガール”を内面化してしまうと、自分の個性が悲しみに縛られてしまう。それは多くの場合、抑うつや人生からの乖離につながってしまう。私は、できる限りの喜びを手に入れたいし、愛する人たちにもそうあってほしい。」

Lucy Dacus